異物混入では特に飲食業が多いようですが、飲食業は直接口に入れるものはドリンク位で他は器にあけることが多く異物混入が発見されやすい。
それに比べ、調剤薬局の処方箋は直接口に入れるものが多く、もし異物が混入していたとしても発見される可能性は低いと考えられます。
それ位異物混入には慎重になるべき業界だと思うのですが、残念ながらその認識は低いと言わざる得ないでしょう。
この記事では、調剤薬局で異物混入を体験し、そのやり取りを時系列で記載しています。
少しでも注意喚起となれば幸いです。
調剤薬局で薬への異物混入事例を通じて、消費者の安全性への懸念と薬局の対応について考察します。
患者の健康と信頼性の問題、そして今後の再発防止策に焦点を当てます。
異物混入の発見と初期対応
ここでは実際の状況を時系列で記載しています。
2024年11月14日
病院で処方して頂いた3歳の子供の喘息の薬を、いつも通り調剤薬局へお願いしました。
この時には、まさかこんなことが起こるなんて想像もつきませんでした。
2024年11月19日 午前8時30分頃
3歳の子供の喘息の薬(粉薬)をいつものように器にいれて、水で溶いて子供に飲ませていました。
何か器の中に黒いものが粉薬の中に混ざっているのを見つけました。
良く見ると長さ3ミリ程度のシャープペンの芯のような物を発見しました。
このまま子供に薬を飲ませるのは危険だと判断し、途中で中止。
未開封の粉薬を確認すると、その処方箋の中にも同様の黒いものが確認できました。
これはおかしいと思い子供を幼稚園に連れて行ってから調剤薬局へ行こうと決めました。
以下の画像は実際に混入していたシャープペンシルの芯(画像左側)と入っていた状況を再現したもの(画像右側)です。


2024年11月19日 午前9時30分頃
処方して頂いた調剤薬局に異物混入の粉薬を器ごと持参し、確認して頂きました。
担当した薬剤師が確認し、シャープペンの芯であることを認めました。

シャープペンの芯は飲んでも害はありませんか?

シャープペンの芯は飲んでも特に体に害はありません。
この時は原因が何なのかは聞かずに、粉薬を交換してもらい自宅に帰りました。
2024年11月19日 10時13分
本社へ電話するかしないか考えましたが、薬剤師が会社へ事実を報告しないと、このままあやむやになってしまい今後も不安を抱えたまま利用することになってしまうので報告することにしました。

一般の消費者です。そちらで運営している調剤薬局に関してお伺いしたいのですが担当者はいますか?

はい、担当部署へ電話を廻しますのでお待ちください。

はい、担当の○○です。

そちらの調剤薬局で11月14日に処方して頂いた薬についてお伺いさせて頂きます。
本日、11月19日朝8時30分頃、子供に粉薬を水で溶いて飲ませていたところ薬の中に黒い異物を発見しました。
総務課の男性社員にお願いしたことは、不安を取り除くために2つだけお願いをしました。
1,今回の異物混入が起きてしまった経緯が知りたい。
2,今後の安心のために再発防止策を決めて教えて欲しい。

はい、わかりました。
今回の異物混入の経緯と再発防止策については、担当のエリアマネージャーから直接ご連絡させて頂きます。

私の推測ですが、「最近では消せるボールペンもあるのになぜ消せるボールペンを使わずシャープペンシルを使うのか疑問です」と私なりの意見を提示させて頂きました。
そして、今回のシャープペンシルの芯が異物混入となってしまった背景には、私の推測ですがメモを取る際にシャープペンシルだと消しゴムで消すことができるので利用していたのかなと思いました。
2024年11月19日 10時48分
担当エリアマネージャーという男性の方から携帯に電話がありました。

マネージャー
今回の異物混入で担当した薬剤師と面談をして事実確認をしました。
異物混入していたのは間違いなくシャープペンの芯でした。
こちらから依頼していたことは
1,今回の異物混入が起きてしまった経緯が知りたい。
2,今後の安心のために再発防止策を教えて欲しい。
だったのですが、頂いた回答は

マネージャー
今回の異物混入が起きてしまった経緯は、「徹底した確認ができていなかったのが原因でした。」と説明され

マネージャー
今後の安心のために再発防止策を教えて欲しいには、「今後再発防止策を検討していきます。」と回答され、どちらも回答には程遠い内容でした。

今現在、明確な回答は頂いていません。
異物混入による影響と懸念
患者へのリスク
異物混入は患者の健康に直接的な悪影響を及ぼす可能性があります。
アレルギー反応や予期せぬ副作用を引き起こす危険性も考えられます。
特に幼児の薬への混入は、より深刻な問題となり得ます。
信頼性の低下
このような事態が頻発すると、調剤薬局全体の信頼性が大きく損なわれる可能性があります。
患者が安心して薬を受け取れなくなり、他の調剤薬局を選ぶ原因にもなりかねません。
医療サービスの根幹を揺るがす問題です。
調剤薬局への要望と疑問
異物混入の原因究明
シャープペンシルの芯がなぜ今回異物混入に至ったのか、詳細な状況説明を求めています。
再発防止策の提示
今後安心して薬を服用するために、具体的で効果的な再発防止策を提示してほしいと考えています。
異物混入の一般性
調剤薬局での異物混入が一般的に起こりうることなのか、調べた結果2023年度では40件以上の異物混入が報告されていた。
薬局の対応と消費者の不信感
マネージャーの回答
「徹底した確認が出来ていなかったのが原因でした」という、ありきたりの回答は原因究明を行っていないと判断せざる得ない内容で、消費者を馬鹿にした回答だと思えてなりません。
薬とは直接口に入れるものとの認識が欠落していると言わざる得ません。
再発防止策の不明確さ
「今後検討して再発防止策を進めてまいります」というありきたりな回答に、具体性の欠如を感じています。
消費者の不安
これらの対応から、今後も同様の事態が起こる可能性について不安を感じています。
似たような事例
こちらは粉薬の中に黒い小さな異物が混入されていると国民生活センターへ相談されています。

今回処方箋の異物混入を行った調剤薬局は何処?

調剤薬局の安全性への期待
安全性の重要性
調剤薬局で受け取る薬は直接口に入れるものであり、安全性が最も重要視されるべきです。
信頼関係の構築
薬局と患者の間の信頼関係が、医療サービスの基盤となります。
透明性の確保
問題発生時の対応や再発防止策について、明確な説明が求められます。
調剤薬局には、患者の健康と安全を最優先に考え、透明性のある対応と継続的な品質管理が期待されています。
異物混入への対策と今後の課題
徹底した品質管理
調剤過程での複数回のチェック体制を確立し、異物混入のリスクを最小限に抑えます。
チェック体制も必要だと思いますが、異物混入が発生しない環境作り、シャープペンシルや消しゴムなどの異物が発生する恐れのあるものは使用しない。
折れたシャープペンシルの芯を何故探さないのか不思議に思います。
従業員教育の強化
薬剤師や調剤スタッフに対し、安全性の重要性と具体的な確認方法について定期的な研修を実施します。
迅速な情報開示
問題発生時には、速やかに事実関係を調査し、顧客に対して誠実かつ詳細な説明を行います。
継続的な改善
定期的な安全性評価を行い、新たな対策や技術の導入を検討し、常に安全性の向上を図ります。
他業界での異物混入事例






調剤薬局で異物混入:直接口に入れる薬も安心できない現実!混入は意外な・・・まとめ
この記事で調剤薬局でも異物混入はあり得ることを知って頂きたいと思い記載しました。
少しでも皆さんの注意喚起になれば幸いです。
調剤薬局での異物混入事例は、医療サービスの安全性と信頼性に関する重要な問題を提起しています。消費者の不安に対し、薬局側は透明性のある対応と具体的な再発防止策の提示が求められます。
同時に、消費者も薬の確認や疑問点の指摘など、積極的に安全性向上に参加することが大切です。
両者の協力により、より安全で信頼できる医療サービスの実現が期待されるでしょう。
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