Yahoo!フリマとは、旧PayPayフリマという名称で運営していましたが、2023年秋に名称変更された商品の売買を行うフリマサイトです。
ヤフオクとは、現在の正式名称「Yahoo!オークション」のことです。
オークション形式で商品の売買を行う仕組みです。
どちらもヤフー株式会社によって運営されており、2つのサイトには連携できる仕組みがあります。
普段よくフリマサイトを利用される方の中にも、上の2つのサイトの連携の機能について知らなかったという方もいるのではないでしょうか。
また、何らかの理由でヤフオク連携したくないと、考えている人もいるでしょう。
今回は、連携の仕組みを知り、メリット・デメリットについて説明します。
目次
Yahoo!フリマとヤフオクの連携について知ろう
ここでは、2つのサイト連携の機能について簡単に説明していきます。
Yahoo!フリマとヤフオクの連携の仕組み
2つのサイトは同じ会社(ヤフー株式会社)が運営しており、連携することが可能です。
ヤフオクで出品している製品を、並行してYahoo!フリマにも掲載するイメージです。
連携するとどうなるか?利点とデメリット
メリットとしては、2つのサイトに掲載され買いたい人の目に留まるチャンスが増えることにより、
確実に商品購入に至る確率がアップします。
デメリットとしては、仕組みや条件を理解しない状況で利用したことで損をしてしまったり、最悪の場合、購入者との間でトラブルとなってしまうケースも考えられます。
そうなってしまっては、もちろん出品者としての評価も下がってしまいます。
実は、購入者から出品者への評価は、今後のアカウントの信頼度にも大きく関わるので、注意が必要です。
私の体験談!
私は以前、出荷方法について勉強不足のままフリマサイトで売買を行った際、発送ミスにより、納期遅延となってしまったことがあります。
私の場合は運よく、すぐに購入者さんに連絡をし納期遅延を了承してもらえたことで、事なきを得ました。
もし仮に了承してもらえず、購入者さんが低評価を付けたとしたらと思うと恐ろしいですよね。
仕組みを事前に確認しておくことと、お互いの信頼関係がいかに大事が改めて感じた出来事でした。
せっかく商品が売れたのに、後で後悔したくないですよね。
こちらの記事で仕組みや条件をしっかりと理解して利用することをお勧めします。
連携解除の方法とその際の注意点
PayPayアプリの設定画面にある「外部サービス連携」から
Yahoo!Japan IDの連携を解除することで、Yahoo!フリマの連携を解除できます。
また、再連携もPayPayアプリより設定が可能です。
※PayPayアカウントのパスワードを事前に設定しておくことが必要です。
※1つのPayPayアカウントに対して、複数回異なるYahoo!Japan IDの連携を行うと、運営会社より連携を制限されてしまうことがあるので、注意が必要です。
連携しないで利用する方法
Yahoo!フリマとヤフオクを連携しないで出品することももちろん可能です。
その方法について説明します。
ヤフオクやYahoo!フリマを連携せずに利用する方法
ヤフオク出品商品をYahoo!フリマに連携するにあたり、いくつか条件があります。
ヤフオクとYahoo!フリマのそれぞれの規定と、この条件をうまく利用しましょう。
ヤフオクで出品する際に、下記いずれかの設定にすることでYahoo!フリマに連携されずに出品することが可能です。
・フリマではなく、オークション形式で出品。
・送料を落札者負担に設定。
・発送を匿名発送以外に設定。
PayPay連携しないで購入や出品をする際の注意点
Yahoo!フリマでは、PayPay連携せずに出品・購入することはできません。
事前に、PayPayアカウントとの連携が必要です。
連携しない場合のデメリットと注意点
デメリットとしては、利用者の目に留まる機会が減り、購入確率が下がることです。
私がフリマサイトへの出品作業のうち、一番大変だと感じるのが写真を撮って文言を作成し、金額を設定し、アップするまでの一連の流れです。
それが1度の作業で済むのですから、仕組みを理解しぜひ上手に利用したい機能ですよね。
連携した際の取引の流れと手数料
連携して出品した製品が購入された際の、流れについても説明します。
手数料や送料の規定については、特によく知っておく必要があります。
連携したことによる取引の流れの変化
ヤフオクで落札された場合、通常のヤフオクでの取引が開始されます。
Yahoo!フリマで購入された場合、ヤフオクの取引ナビを使って取引が開始されます。
どちらにしてもヤフオクのシステムを使って取引を行います。
連携による手数料の変動について
Yahoo!フリマとヤフオクは、システム手数料の規定がそれぞれ異なります。
システム手数料とは、売上金より運営元のヤフー株式会社へ支払う必要のある料金のことです。
Yahoo!フリマの場合は、一律10%、
ヤフオクの場合は、Yahoo!プレミアム会員8.8%、非会員は10%が売上金より差し引かれる計算です。
Yahoo!フリマで売れた場合は、ヤフオクの規定で計算されます。
ヤフオクで売れた場合も、ヤフオクの規定で計算されます。
従って、Yahoo!プレミアム会員にはメリットがある仕組みと考えられます。
例えば、Yahoo!プレミアム会員がYahoo!フリマに連携した製品がYahoo!フリマ内で売れた場合、
システム手数料はヤフオクの方で計算されるため、Yahoo!フリマのシステム手数料10%ではなく、ヤフオクのシステム料8.8%で済むのです。
私もよくフリマサイトを利用しますが、システム手数料を加味しての出品となるので、どうしても手数料分上乗せした価格で出品せざるを得ません。
システム手数料が安ければ、と考えることもしばしばです。
そのシステム手数料が少なく済むのであれば、その分安い金額で提示でき購入の確率もアップするということになります。
配送時の注意点と選択肢
ここで気を付けなければならないのが、送料です。
Yahoo!フリマは送料が出品者負担、ヤフオクの場合はどちらか選択できます。
オンラインで連携された製品が売れた場合、送料はすべて出品者負担となるので注意が必要です。
連携した場合の金額設定は、慎重に行いましょう。
私の経験談ですが、送料込みでフリマサイトで販売した商品が売れた際、思っていたより送料が高くついてしまい、販売した利益がわずかとなってしまったことがあります。
送料の計算は最初は面倒ですが、手数料はきちんと計算した上で金額設定することがとても大切だと痛感しました。
Yahoo!ショッピングやYahoo!オークションとの比較
Yahoo!フリマやヤフオクと違い、Yahoo!ショッピングは、ネット上の仮想店舗で商品を購入するイメージです。
似たような仮想店舗は、楽天市場などがあります。
通称「ヤフオク」の現在の正式名称がYahoo!オークションです。
2023年11月に「ヤフオク」から「Yahoo!オークション」へ名称変更されました。
Yahoo!フリマとヤフオク以外のYahoo!関連サービスとの連携の違い
Yahoo!関連サービスの主力であるYahoo!ショッピング。
オンラインで購入した商品が、「サイズが合わなかった」、「気に入らなかった」等、何らかの理由で不要となることもあるでしょう。
そんなとき、購入した商品をYahoo!フリマへ簡単に出品できるという便利なサービスがあります。
私もよくインターネットショッピングを利用する機会が多いのですが、実際の店舗での購入と違い、手に取ってみると思ったイメージと違っていたということも多々あります。
これまでは、返品もできないし諦めるしかなかったのですが、フリマサイトに簡単に出品できるサービスがあると、本当に嬉しいですよね。
Yahoo!関連サービスをたくさんもっているYahoo!ブランドだからこそできるサービスですね。
各サービスのキャンペーンや特典の比較
Yahoo!フリマでは、「Yahoo!フリマで初めて出品すると、Yahoo!ショッピングで使える1000円分の商品券がもらえる」といったキャンペーンも時々行われているようです。
これまで出品したことのないという方は、このタイミングでデビューすることをおすすめします。
普段から情報をこまめにチェックしておきましょう。
各サービスの取引の手間と負担の違い
ヤフオクからの自動連携機能と違い、もちろん手動での出品作業が必要なので多少の手間はありますが、Yahoo!ショッピングの注文履歴から簡単に出品することができるのでとても便利な機能です。
アカウントの管理について
連携する際に必要となるアカウントについても、合わせて知っておく必要があります。
YahooIDとPayPayアカウントの関係とその管理方法
Yahoo!フリマの利用には、「Yahoo!JAPAN IDの登録」、「Yahoo!JAPAN IDとPayPayアカウントの連携」が必要条件です。
連係方法は、PayPayアプリの「外部サービス連携」より設定可能です。
連携による情報バレの危険性と対策
連携したことで心配になるのが個人情報の流出ですよね。
特に高齢の方などは不安に思われる方も多いかと思います。
必ず、仕組みをよく理解した上で利用するようにしましょう。
PayPayログインは、スマートフォン本体へ発信されるSMS認証が必要です。
そのため、第三者によりなりすましの利用ができない仕組みとなっています。
デジタル化が進んでいる中、ヤフー株式会社による万全な対策も取られているので、こちらについてはまず心配はなさそうです。
それよりも気を付けなければならないのが、本物そっくりに似せて作られたサイトより情報を盗み取ろうとする詐欺です。
普段利用している人は見おぼえのある画面だと思いますので、より一層注意が必要です。
だんだんと巧妙化しているこういった詐欺の手口。
私も以前、利用したことのあるサイトにそっくりに作られていた偽サイト記載のメールが届いた際、うっかりリンクを開きそうになりヒヤッとした場面があります。
見覚えのあるサイトだったので、あやうく騙されかけたのです。
文字化けに気づいたため、偽サイトと気付くことができたのですが、たとえ実際に利用している会社名からのメールや、見覚えのあるサイトであっても、少しでも怪しい点があれば、疑うことを肝に銘じておきましょう。
名称や登録情報の変更方法と注意点
・Yahoo!JAPAN ID
登録情報の内容の変更は、Yahoo!JAPANトップページにある「登録情報」→「詳細」より修正が可能です。
※生年月日の変更はできません。
※ID自体の変更はできません。作り直しが必要です。
・PayPayアカウント
登録情報内容の変更は、PayPayアプリ右下の「アカウント」よりアカウント画面を表示し、「詳細」より変更が可能です。
Yahooフリマ(旧PayPayフリマ)とヤフオク連携したくない人必見!メリット・デメリットまとめ
いかがでしたでしょうか?
私もよく出品した商品がどうしたら利用者の目に留まりやすいか、と悩むことがしばしばです。
でも、このシステムを利用すれば単純に目に留まる回数が増え、その分購入率アップが叶えられそうに感じました。
さらに面倒な出品作業が1度で済むなんて夢のようなシステムだと感じました。
すぐに利用したい人はもちろんですが、今は利用したくないという人の中にも、今後は利用を検討する人もいるでしょう。
後々後悔しないためにも、事前に仕組みについて理解を深め安全に利用したいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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